業務システムの導入、フルスクラッチで作るべき?失敗しない選び方

業務効率化やDX推進のために、業務システムの導入や刷新を検討する企業が増えています。
その際に迷うのが、「フルスクラッチで開発すべきか?」「パッケージやSaaSで十分か?」という選択です。
この記事では、それぞれの違いやメリット・デメリット、失敗しない選び方について解説します。
フルスクラッチ開発とは?
フルスクラッチ開発とは、既存のソフトを使わず、ゼロから完全にオリジナルのシステムを構築する開発手法です。

< メリット >
・自社の業務フローに完全にフィットする
・独自のルールやワークフローに対応できる
・拡張性・柔軟性が高い
< デメリット >
・費用と時間がかかる
・要件定義の難易度が高い
・運用・保守も自社に責任があるケースが多い
パッケージ・SaaSとの違いは?
【パッケージ・SaaS(クラウド)】は、既に完成されたソフトウェアを使って業務を効率化する方法です。
< メリット >
・初期費用が安く、導入が早い
・サポート体制が整っている
・他社事例が多く、導入のイメージがつきやすい
< デメリット >
・自社の業務に完全に合わない場合がある
・カスタマイズに限界がある
・不要な機能も含まれてしまうことがある
失敗しない選び方の3つのポイント
1. “独自性の高さ”で判断する
- 汎用的な業務(経理、人事、請求管理など):SaaSで十分な場合が多い
- 独自の業務フローや商習慣がある場合:フルスクラッチやカスタマイズ前提の開発が必要
2. 将来の拡張・統合を考慮する
- 「とりあえず入れてみる」ではなく、5年後・10年後の業務全体を見据えて選ぶ
- 他システムとの連携、業務の変化への対応を視野に入れておく
3. 要件が固まっていないなら“整理から”始める
- 多くの中小企業が「やりたいことはあるが、要件化できていない」状態
- まずは業務課題と改善したいポイントを整理し、それに合った手段を検討することが大切
こんなご相談が増えています
「クラウドサービスを入れてみたが、結局使いこなせなかった」
「一部だけ合わない業務のために、複雑な運用を強いられている」
こういったお悩みから、自社にフィットする仕組みを構築し直すために、システムの“部分スクラッチ開発”や“段階的な入れ替え”をご提案するケースもあります。
まずは選定の前段階からでもOKです
私たちは、単に「システムを作る」だけでなく、
「何が最適な手段か」から一緒に考える伴走型の開発パートナーです。
・現状の業務のヒアリング
・フルスクラッチとSaaSの比較検討
・将来を見据えた拡張計画
現状のご状況やどうなるとベストかなど、お気軽にご相談ください!