2025.05.02

業務システムの導入、フルスクラッチで作るべき?失敗しない選び方

業務効率化やDX推進のために、業務システムの導入や刷新を検討する企業が増えています。

その際に迷うのが、「フルスクラッチで開発すべきか?」「パッケージやSaaSで十分か?」という選択です。

この記事では、それぞれの違いやメリット・デメリット、失敗しない選び方について解説します。

フルスクラッチ開発とは?

フルスクラッチ開発とは、既存のソフトを使わず、ゼロから完全にオリジナルのシステムを構築する開発手法です。

  

< メリット >

・自社の業務フローに完全にフィットする

・独自のルールやワークフローに対応できる

・拡張性・柔軟性が高い

< デメリット >

・費用と時間がかかる

・要件定義の難易度が高い

・運用・保守も自社に責任があるケースが多い  

パッケージ・SaaSとの違いは?

【パッケージ・SaaS(クラウド)】は、既に完成されたソフトウェアを使って業務を効率化する方法です。

< メリット >

・初期費用が安く、導入が早い

・サポート体制が整っている

・他社事例が多く、導入のイメージがつきやすい

< デメリット >

・自社の業務に完全に合わない場合がある

・カスタマイズに限界がある

・不要な機能も含まれてしまうことがある

失敗しない選び方の3つのポイント

1. “独自性の高さ”で判断する

  • 汎用的な業務(経理、人事、請求管理など):SaaSで十分な場合が多い
  • 独自の業務フローや商習慣がある場合:フルスクラッチやカスタマイズ前提の開発が必要

2. 将来の拡張・統合を考慮する

  • 「とりあえず入れてみる」ではなく、5年後・10年後の業務全体を見据えて選ぶ
  • 他システムとの連携、業務の変化への対応を視野に入れておく

3. 要件が固まっていないなら“整理から”始める

  • 多くの中小企業が「やりたいことはあるが、要件化できていない」状態
  • まずは業務課題と改善したいポイントを整理し、それに合った手段を検討することが大切

 

こんなご相談が増えています

「クラウドサービスを入れてみたが、結局使いこなせなかった」

「一部だけ合わない業務のために、複雑な運用を強いられている」

こういったお悩みから、自社にフィットする仕組みを構築し直すために、システムの“部分スクラッチ開発”や“段階的な入れ替え”をご提案するケースもあります。

 

まずは選定の前段階からでもOKです

私たちは、単に「システムを作る」だけでなく、

「何が最適な手段か」から一緒に考える伴走型の開発パートナーです。

・現状の業務のヒアリング

・フルスクラッチとSaaSの比較検討

・将来を見据えた拡張計画

 

現状のご状況やどうなるとベストかなど、お気軽にご相談ください!

 

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