2025.06.09

Webアプリ 開発費用の相場とは?規模別に徹底解説

Webアプリを開発したいと思ったとき、まず気になるのが「 費用はいくらかかるのか? 」という点です。特に初めて依頼する場合、どのくらいの予算を想定しておくべきか分からず、不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、Webアプリ開発の費用感について、よくあるケースをもとに規模別で解説します。さらに、費用が決まる仕組みやコストを抑えるコツについても紹介します。

開発費用の目安はどう決まる?

Webアプリ開発の費用は、次の要素によって大きく変わります。

 

機能の複雑さ・数(ログイン機能、決済、チャット、管理画面など)

画面数・ページ数

デザインの有無(テンプレート使用 or オリジナル)

API連携や外部サービスとの連携

スマホ対応(レスポンシブ or 専用UI)

 

また、開発会社の体制(大手 or 小規模、国内 or 海外)や、

開発スタイル(ウォーターフォール型 or アジャイル型)でも変動があります。

規模別・開発費用のざっくり相場

● 小規模アプリ(試作品/PoC向け)

  • 概算費用:50万〜150万円
  • 想定内容:ログイン、投稿機能、一覧表示など最小限の機能
  • 特徴:アイデアの検証・ピッチ用に用いられることが多い

● 中規模アプリ(社内ツールや業務支援システムなど)

  • 概算費用:200万〜700万円
  • 想定内容:複数のユーザー権限、データ管理、CSV出力、通知機能など
  • 特徴:実運用を前提にした作りこみが必要になる

● 大規模アプリ(顧客向けサービス/商用SaaSなど)

  • 概算費用:800万〜1500万円以上
  • 想定内容:会員機能、課金、外部連携、セキュリティ要件への対応など
  • 特徴:長期的な運用・拡張も視野に入れた設計が必要

費用を左右する「よくある落とし穴」

要件が曖昧なまま見積もりを依頼 → 想定より高くなる or 見積もり自体が不正確に

“全部入り”を目指して初期費用が膨らむ → 実際に使われない機能も多く、非効率に

開発費用を抑える3つのポイント

1. スモールスタートで始める

最初は「最小限で使える」範囲に絞ったMVP(実用最小限プロダクト)を作り、

実際に使いながら改善していくのが効果的です。

2. 段階的なリリース計画を立てる

すべてを一度に作るのではなく、「コア機能 → 管理機能 → レポート機能」など、

段階的にリリースすれば初期費用を抑えつつ、

ユーザーや利用者の反応を見ながら改善が可能です。

3. 経験豊富な開発パートナーを選ぶ

初期段階から相談できるパートナーを選ぶことで、無駄な機能・仕様を省き、

コストを最適化できます。

ご相談の一例:

「社内業務の一部をアプリ化したいが、予算が限られている」

→ ヒアリングを通じて最小限の要件を整理し、まずは100万円以内のプロトタイプをご提案。

その後の機能追加も段階的に実施中。

まずは見積もりではなく、“構想の棚卸し”からでもOKです

「どこから手をつけていいか分からない」「まだざっくりした構想しかない」

そんな状態でも問題ありません。

開発に強い企画パートナーとして、構想段階から一緒に整理していきます。

 

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