要件定義とは?よく分からない人のための超入門

はじめに:要件定義って、何をするもの?
「開発を始める前に“要件定義”が必要です」
そう言われたものの、
「結局それって何?」「自分でやるの?それとも開発会社がやってくれるの?」と
戸惑う方も多いのではないでしょうか。
要件定義とは、一言でいえば「何を作るか」をはっきりさせるための話し合いです。
これは技術者だけのものではなく、発注側の“理想”や“困りごと”を整理するための時間でもあります。
この記事では、「難しい言葉はちょっと苦手」「初めてシステム開発に関わる」という方向けに、
要件定義の超基本をわかりやすく解説します。
1. 要件定義=「設計図の前の会話」
よく家づくりにたとえられるのがシステム開発ですが、
要件定義は家を建てる前の“理想の暮らし”を話し合うフェーズにあたります。
- どんな目的で使うのか?
- 誰が、いつ、どこで使うのか?
- どんな操作が必要か?
- どういう機能が「あるべき」なのか?
こうしたことを、発注側と開発側で一緒に考えていくプロセスです。
2. 要件定義で話すことは「専門的」じゃなくていい
「要件って、技術的な話でしょ?」と思っている方も多いですが、
実際は業務や課題の“中身”を開発者に伝えることが主な目的です。
たとえば:
- 「いまExcelでこういう作業をしているけど、面倒」
- 「入力ミスが多い」「情報の引き継ぎができていない」
- 「この作業に1時間かかっている」
- 「上司への報告が毎回手間」
こうした“リアルな現場の困りごと”こそが、要件定義の材料になります。専門用語は不要です。
3. 要件定義は「最初から完璧じゃなくていい」
初めて開発を依頼する場合、
「仕様をきちんと固めてから相談しないと…」と考えがちですが、実はその必要はありません。
開発会社が良いパートナーであれば、
ヒアリングしながら「これは必要?」「これは後回しでいいかも」と一緒に整理してくれます。
発注側がやるべきことは、「思っていることを正直に話す」ことだけでも十分です。
4. よくある誤解とつまずきポイント
❌「全部自分で決めないと相談しちゃいけない」
→ 実際は、話す中で整理されることが多いです。
❌「Excelで細かく仕様書を作る必要がある」
→ むしろ大事なのは、背景や目的を伝えることです。
❌「要望が多いと迷惑かな?」
→ 優先順位づけは開発会社と一緒に行うので、まずは全部話すことが大事です。
5. 要件定義のアウトプットは「共通理解」
要件定義を終えると、多くの場合「要件定義書」と呼ばれる文書ができます。
これは技術者だけの資料ではなく、「こんなシステムを作りますよ」という共通認識のためのものです。
発注側にとっても、「聞いていた話と違う!」を防ぐための大切な確認ツールになります。
まとめ:要件定義は、開発の前の“対話”です
要件定義は、専門家のための難しい作業ではありません。
むしろ、発注側の「こうしたい」「ここが困っている」を言葉にする時間です。
話しながら整理してくれる開発会社をパートナーにすれば、初めての開発でも安心して進められます。
「こんなことでも相談していいの?」という段階からでも大丈夫。
レブクリエイトでは、対話を大切にしながら、最適な開発の形をご提案します。
また事前に社内で整理するためのフォーマットもお渡し可能ですよ!
一緒に良いシステムを作りましょう。