2023.05.09

開発会社だからこそわかる?!選び方のポイント

IT業界は、なかなかトラブルの多い業界です。

その多くは次のようなお声です。


●予定通りのシステムに仕上がらず、必要な機能が搭載されていない

●締め切りになっても一向に納品されない

●あとから追加費用ばかりプラスされてコストが膨張している

●委託先の会社と連絡が取れない、などがあります。


システム開発を絶対に失敗させたくない。

だけどどうやって開発会社を選んだらよいかがわからない。

そんな状況の方も多いかと思います。


そこで今回は実際に開発のご依頼をいただいたお客様から

様々なご苦労をお聞きする中で、私たちが思う、

開発会社選びの視点をピックアップしてみました。


参考になれば幸いです!

なぜ、システム開発にはトラブルが多い?

以前、東洋経済オンラインでこのような記事がありました。

【 システム開発はなぜこうも「失敗」を繰り返すのか 】

https://toyokeizai.net/articles/-/654474


紹介されている企業は社内にシステム部門が置かれていてもおかしくない

企業規模ですが、それでも開発失敗による億単位の損失が出ているようです。

失敗の要因は様々で、例えば


・最適なベンダー(開発会社)を選べていなかった

・発注側にITに強い人材がおらずベンダーに丸投げしてしまった

・開発期間中に発注側で事業戦略変更など、方針転換が起きた

・長期に渡る開発中に事業環境が変化してシステムが時代に合わなくなった などなど…


いろいろある中でも、

お客様から実際に伺った話ではベンダーとうまくコミュニケーションが取れずに

うまくいかなかったという場合が多い印象です。

その部分なら防ぐ方法があるのでは、ということで 今日の記事を書いてみたいと思います。

これだけは避けてほしい 見積額だけで選ぶリスク

まずお伝えしたいのは、各社から取り寄せた見積りの「金額だけで

開発会社を選定することはできれば避けていただきたいということです。


もちろん無駄に高額な費用を払う必要はないですし、

事業には当然予算もあるため、検討軸のひとつに入る分には良いと思います。


しかし「金額だけで」選ぶことは極力避けていただきたい。


なぜなら、システム開発は単純なモノづくりではないからです。

開発工程には目的や方向性といった大枠をつかんだ上で

「細かな機能」を「使いやすい形」で落とし込んでいくという複雑な設計が必要で、

プロジェクトに関わる人数は発注側と開発側の関係者を合計すると数十人以上になり、

さらに、その後の長い運用期間があるという特徴が挙げられます。


これらに重点を置かず、開発時の見積額が低い会社で決めた場合に、

うまくいかずに作り直しのご相談をいただくケースが多いのです。


その場合、頓挫した開発費用と、作り直しの費用も支払うことになります。

安い見積りの要因はいくつか挙げられます。


① 見積りの試算が甘い(案件の規模や要件を正しく把握できていない)

② 開発業務を社内ではなく、外部の個人フリーランスに委託して費用を抑えている

③ オフショア開発(開発を海外の会社に委託)で費用を抑えている


①はもう言うまでもなく論外ですが、②と③は最近よくあるスタイルだと思います。

費用を抑えられるメリットがある反面、

リスクとして、任せていたフリーランスと突然連絡がつかなくなって進まなくなったり、

オフショア開発でディレクターと現地のエンジニアのコミュニケーションに

齟齬が出て予定通りのシステムがあがってこない、等々不測の事態が起こるのも事実です。

あとは納品後に担当エンジニアが変わってしまうことで

保守のクオリティが担保できない懸念もあります。


「とにかく安く作ることが最優先!」という場合は良いのですが(あまり無いはず)

本当に価値のあるシステムを完成させるには、

責任をもって案件に取り組んでいて類似実績のある会社を選ぶことになります。

その場合は相応の費用がかかることは前提認識として持っていただいた方が良いかもしれません。


私たちならこう選ぶ!開発会社の選び方

ということで上記を踏まえ、私たちが考える開発会社選びの視点をご紹介します。

【1】必ず連絡がつく

拍子抜けするほど社会人として当たり前な内容になりましたが、

この当たり前が安定して実行されることは意外と少ないのです。


特にIT業界はスキルを付けると独立しやすいため

社会人経験が少なくとも成り立ってしまうことも要因かもしれません。


どんなに繁忙期や打合せが続いたとしても、

その日中に一本連絡を返すことはできるはずで、連絡への返信が異様に遅い、

質問した内容への返事が的を得ていないなど

「??」と感じる場合はよく検討した方が良いかもしれません。


この連絡がきちんとつく、というのは後に長期で発生する保守にも関わります。

サービスを安定的に運用するため、監視と非常時の対応が必要なサービスは多く、

何か起きたときにすぐ連絡がつき、対応を一緒に検討できるということは重要です。


開発の相談段階で何度かやりとりが発生すると思いますので、

担当者や会社の対応をよく見極めることをお勧めします。

【2】専門的な質問に即答できる

これも開発会社であれば普通にできることです。

あまりに大きな質問で社内検討する必要がある場合は別ですが、

例えば、


・ こういう機能を果たしたいのだけどどういう方法がある?

・ 紙で届く資料をデジタル化して文字を抽出する機能を付けられる?

・ インスタグラムをシステムに連携できる?


などが挙げられます。

こうしたちょっとしたことでも持ち帰って確認になると、

今後質問しても回答までタイムラグが空く可能性があります。


あと、そこまで難しくはなくとも少し踏み込んだ質問をすることで、

ベンダーに対して「ある程度わかっている人なんだ」と思わせることもできるので、

全くシステムのことがわからない方も、多少勉強してでもいくつか

質問できるくらいにしておくことがお勧めです。

【3】依頼する案件に親和性の高い過去の開発実績

これが実は最後に確認することです。


100%全く同じシステムの開発経験があることはなかなかないため、

あくまで類似として例えば外部APIを連携したサービス開発や、

利用することでポイントを貯めて還元を受けられるアプリ開発や、

AR実装経験など、擦り合わせて確認していくと良いと思います。


【3】はとても重要なのですが、これだけは判断できません。

【1】と【2】が揃ってはじめて成り立つので、

これら3つのポイントが揃っているか考慮しながら選んでいただくと、

「ベンダー選定に失敗した!」ということが極力回避できると思います。

発注側も最低限のIT知識を持つことも重要

ということで開発会社を選ぶ際の視点をご紹介しましたが、

それだけで御の字というわけではありません。


「IT領域はよくわからないから」と開発会社に丸投げしてしまって

思い通りのシステムにならない、ということが本当に多発していますので、

主導している発注側として要望や必須の機能などをしっかりと持っておくことも大事です。

さいごに・・・

システムやアプリというのはデジタル領域であるがゆえに

よくわからないと思われがちですが、

そのシステムを組むためには人が頭をひねって、ひねって、

「どうしたら便利か?」「どうしたら迷わず操作できるか?」ということを、

結構アナログに考えて作っているんです。


なので苦手意識を持たずに、一緒に頭をひねりながら

理想を叶えるシステムを作っていければベストかなと思います!


Business illustrations by Storyset

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